
2022.2.24 子育て
味覚の不思議!! ~子どもは何歳ごろから「辛いもの」を食べられる? ~
●はじめに
今年も寒さが厳しくなりました。多くの人が鍋料理で暖まる季節ではないでしょうか。
人気がある鍋料理の1つに、キムチ鍋があります。辛い味が食欲をそそる一品ですが、小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、まだ「親子でキムチ鍋を食べること」はあまりしないと思います。お子さんに刺激物を与えられなかったり、お子さんが辛い味は苦手だったり。
今回は、「子どもと辛い味」について解説していきます。
●「辛いもの」と「子どもの感覚」
子どもは、「辛い味」の感じ方が大人とは異なります。理由は主に次の2つです。
① 味覚が鋭いから
子どもは、大人よりも味覚が敏感です。舌が大人より「味」を感じやすいからです。
人の舌には、表面に「味蕾(みらい)」という器官があります。ブツブツと大量にあるのですが、成人すると徐々に減っていきます。
子どもは大人より味蕾が多いため、大人より味覚が鋭いのです。
② 慣れていないから
辛さは、「子どもが本能的に好まない味」とされています。ただでさえ好まない「辛い味」を、より味覚が鋭い時期に感じる……刺激が強く、それを感じることに慣れていないため、驚いて食べようとしないのです。
ですが、何度も「辛い味」を経験していくことで、徐々に慣れていきます。
●子どもが「辛いもの」を食べる場合の注意点
子どもは、大人より辛い味を強く感じます。その刺激が強すぎると味覚がまひして、次のような状態になることもあります。
◎「味の微妙な違い」を感じづらい。
◎大人になった時、「薄味」では満足できない。
とはいっても、それはあくまで「刺激が強すぎる」場合です。ママさん・パパさんが「ポイント」に注意すれば、安心してお子さんに辛いものを与えることができます。
「ポイント」とは、主に次の3つです。
① 子どもの気持ち
これは最も大切なことになります。「辛いもの」は子どもが嫌がる場合もありますし、与えなくても問題はありません。「子どもが食べたい時だけ与える」という形がベストだと思います。
② 子どもの年齢と消化器官
1歳~5歳ごろまでの子どもは、まだ消化器官が発達していません。消化器官が10歳ごろには完成しますので、辛いものを与えるなら10歳ごろが安全です。
③ 「辛いもの」の種類・分量
子どもが何歳で、消化器官がどのくらい発達しているか。それに合わせて種類・分量を調整します。
いくつか具体例を挙げてみます。
◎1歳代の子どもには、生姜、カレー粉、コショウなどが入った料理を食べさせることができる。スパイスの分量は控えめで。
「辛い料理」というより、「辛い風味」という程度にとどめることが大切。
◎2歳以降の子どもには、スパイス入りの料理を食べさせることができる。
辛さは、大人が食べるものの半分ほどにしておくと無難。
◎5歳ごろの子どもは消化器官が発達しているため、キムチ、中辛カレーを食べさせることができる。
◎10歳ごろには消化器官が完成するため、非常に辛い調味料であるわさびを食べさせることもできる。1歳~9歳の子どもは消化器官が完成していないため、わさびは食べさせない方がいい。
●おわりに
今回のポイントをまとめると、次の3つになります。
① 子どもは大人より味覚が鋭い。
② 子どもに辛いものを与えるなら、「子どもが辛いものを食べたいかどうか」を確認する。
③辛さを子どもに合わせる。目安は2つ。
*「年齢」
*「消化器官がどれくらい発達しているか」
お子さんと「辛い料理」を楽しみたいというママさん、パパさんは、よろしければ参考にしてみてください。









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